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talk about new denim

AH!

デニムコンテンツのスタイリングを手がけた小笠原夏未さんをお迎えし、販促担当の髙橋、SNS担当の伊東と3人でデニム座談会を開催!プロの目線を交えながら、新作デニムの「AH!ポイント」についてたっぷりとお話いただきました。

スタイリスト

小笠原夏未

1993年生まれ。スタイリスト山口翔太郎氏に師事し2020年9月に独立。現在は『SPUR』『GINZA』『Lula Japan』などのモード誌や、広告、ファッションブランドのビジュアルなどを中心に活動中。

縫製から加工まで
マニアックなこだわりが随所に

ヒゲなど、ヴィンテージデニムのような自然な加工も魅力。

型数とカラバリの豊富さに驚きました。(小笠原)

髙橋今回デニムコンテンツのスタイリングを通してAMERICAN HOLICのデニムにたくさん触れていただきましたが、いかがでしたか?

小笠原形と色のバリエーションが多く、着心地やスタイルアップにとてもこだわっていて、お客様が実際に選ぶときや着たときの気持ちにすごく寄り添ってデニム作りをしてるんだなということを感じました。

髙橋デニムはAMERICAN HOLICがスタートした2016年から毎シーズン必ず新作を出している、ブランドのアイコン的な存在で、お求めやすい手頃な価格帯のデニムとしては正直ありえないほど細かい部分までこだわって作っているので、気づいていただけて嬉しいです。

小笠原まず、生地がいいですよね。

髙橋商品によって綿100%のものとストレッチ入りのものがありますが、すべて厳しい基準をクリアした本格的なデニム生地を使っています。それからこだわっているのが縫製です。デニムの縫製の良し悪しは、裏返してみるとよく分かるんです。

小笠原ほんとだ。裏側の縫製もすごくきれいですね!

裾はチェーンステッチ、サイドは割り縫いで裏返しても美しい仕上がりに。

股上部分はあえて薄く細いステッチで
目立ちにくく。

すべてリサイクルファスナーを使用。
ボタンもオリジナル。

髙橋どの型も共通して、なるべく脚が細く長くスタイルアップして見えるように工夫しているのもこだわりポイント。例えばスキニーデニムやテーパードデニムなど、フィット感のあるシルエットのものはお尻の位置が高く見えるように、ポケットの縫い位置を調整しています。

小笠原そんなことまでしてるんですか?確かに、よく見るとステッチの幅も微妙に違いますね。

伊東視覚効果でお尻が小さく見えるんです。私も撮影で穿く機会も多いのですが、細かい工夫に驚かされます!

髙橋スタイルアップの工夫は他にもあります。例えばスキニーデニムは特に脚のシルエットがぴったりと出やすいので、前身頃と後ろ身頃の切り替え位置が脚の真横ではなく、やや前側に来るようにすることで、視覚的に脚が細く見えるようにしています。

伊東細かい部分ですが、実はボタンのデザインも毎回変えていて。シーズンによって刻印が入っていたり真ん中が空洞だったり、色がシルバーやゴールドになったりと、すべてオリジナルで作っているんですよ。毎回そういったこだわりポイントを探すのが楽しいです! お客様に毎回楽しんでいただけるように、常に縫製もデザインも生地選びもアップデートしています。

トレンドの形は大人が
取り入れやすい工夫を

トレンドの形も大袈裟すぎない
デザインなので挑戦しやすそう。(小笠原)

ルーズストレートデニムは、
秋冬に映えるホワイトカラーも展開。

髙橋今回、メインのキービジュアルにはワイドデニムを使ってスタイリングをしていただきました。

小笠原ワイドシルエットはトレンドの形のひとつですが、程よい太さなので、ワイドシルエットが初めての方でも取り入れやすそう。裾はワンクッションで少したわませて穿くのがやっぱり可愛いですよね。

伊東上下デニム×デニムのスタイリング、インパクトがあってとっても素敵でした!

小笠原キービジュアルではデニムジャケットを2枚レイヤードしているのですが、リアルに着るのであれば、例えばジャケットの中をジャージー素材のものに変えて、スポーティミックスっぽい感じで着るのも今年らしくておすすめです。

伊東ルーズストレートデニムは今季の新作なのですが、これだけ唯一、ホワイトのカラー展開があります。

小笠原秋冬ってどうしても暗い色の服が多くなりがちなので、ホワイトデニムが一本あるとワードローブが明るくなって着こなしの幅が広がりますよね。ルーズストレートデニムはさりげないゆったり感で、形もすごくきれい。
今年も暑さが長引きそうなので、例えばノースリーブのニットベストを合わせて、夏から秋の季節の狭間ならではの着こなしをするのも、今の時代ならではのおしゃれの楽しみ方としておすすめです。

伊東カーブデニムも今シーズン初登場のモデルです。

小笠原これは特に穿くだけでわかりやすく今っぽさを出せるシルエットですよね。スタイリングとしては、やっぱりカーブ感が一番のポイントなので、シーズンルックではトップスはコンパクトなものを合わせてデニムのシルエットを際立たせてみました。

伊東カーブ感が強いとどうしてもカジュアルな印象になってしまうので、程よいカーブを意識して仕上げています。またスタイルアップして穿けるように、ウエスト位置を高く設定しているのもポイントです。

穿くだけで着映える
デザインデニムも得意!

(左)小笠原さんイチオシのサイドラインデニム。
(右)リメイクデザインデニムはアシンメトリーなフロントデザインが腰まわりをすっきりと見せてくれる効果も。

サイドラインデニムは両脇をつまんで洗いをかけたあと、縫い目を解くことで本来のインディゴを活かしたラインに。

[上]「センタープレス入りできれいめに穿けるタックワイドデニムが気になります」(PR髙橋) [下]「リメイクデザインデニムは、洗ってから縫い目を解いた裾の加工にも注目」(PR伊東)

伊東今回、全部で9ルック組んでいただきましたが、小笠原さんが実際リアルに穿くならどのデニムが今の気分ですか?

小笠原ひとつ選ぶとしたらサイドラインデニムかな? サイドにちょっと違う色が入るだけでデザイン性がぐっとあがりますよね。そしてこれもまた、随分と加工に手が込んでそうですね(笑)。

伊東そうなんです、これは両脇をつまんで洗いをかけたあと、縫い目を解いてラインを付けています。なのでよく見るとうっすらと縫った跡が残ってるんですよ。

小笠原ほんとだ! 裾のカットオフの感じも可愛いですね。ちなみにお二人の気になる型はどれですか?

髙橋私はサイドラインデニムは確実に買うと思います。タックワイドデニムも可愛いし、悩ましい……。タックワイドデニムは腰まわりをすっきり見せるタックの位置にもこだわっています。センタープレス入りなので大人っぽく穿けそうなところにも惹かれます。

伊東私はリメイクデザインデニムが気になっています。ウエスト部分がアシンメトリーになっていたり。この秋冬はどんなデニムスタイリングがおすすめですか? ぜひ参考にさせてください!

小笠原大きなキーワードで言うと、パイソン柄やファーなどがフィーチャーされている印象です。あとはレースアイテムなど、レディライクなアイテムをあえてデニムに合わせるのも今年らしいですよね。トップスでトレンド感を出してデニムはベーシックなものにするのもいいし、逆にサイドラインデニムやリメイクデニム、カーブデニムのようなデザイン性の高いデニムにシンプルなトップスを合わせても素敵だと思います。

ベーシックな形のデニムこそ
新しいものに更新を

カバーオールやスカート、ビスチェなど、パンツ以外のラインナップも充実。

旬のニットベストとデニムパンツを組み合わせたスタイリング。

髙橋デニムって普遍的で何にでも合うアイテムだからこそ、逆に選択肢が広すぎてコーディネートに迷うこともあるかと思うのですが、スタイリスト目線でおしゃれにデニムを着こなすための秘訣ってありますか?

小笠原一番簡単なのは、トップスにトレンドのものを持ってくること。それだけで分かりやすく今っぽいスタイリングになると思います。例えば今回のスタイリングでも使ったデニムのビスチェやニットベストは特におすすめです。あとはストレートやスキニーといった定番のシルエットのデニムでも、やっぱり少しずつトレンドは変わっているので、ベーシックな形のデニムこそ、定期的に新しいものに更新することもおしゃれに見せるコツかもしれません。

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